介護職に求められるもの

高齢者が増えた影響で介護サービスを提供する施設が増え、そこではたくさんの介護職が仕事をしています。介護サービスの施設には高齢者が生活するところもあって、日常生活の支援を介護スタッフが行います。高齢者の健康状態が比較的軽ければ、スタッフは食事の用意など簡単な作業をします。寝たきりなどの重い症状の利用者に対しては、体位を変えるなどの作業を介護スタッフが行います。また、介護職の仕事では書類作りの負担が大きく、必要なものを作るのに時間がかかります。保険会社への報告書などを定期的に作るため、そのような分野に関する知識も求められます。書類作りはパソコンで行われることが増えているので、特別な機器を使った操作に慣れていないと仕事が上手くできない場合があります。

施設で行われる介護サービスには医療機関と協力して、利用者のリハビリなどをするものも存在します。医療行為は基本的に介護職はできませんが、簡単な手伝いをすることはあります。リハビリの手伝いでは利用者の体調問題などの、医学の知識があると作業がやりやすくなります。また、介護施設では夜間も仕事が行われていて、遅い時間帯まで介護スタッフが作業をしています。夜間になると働くスタッフがかなり減ってしまい、利用者支援の負担が大きくなります。利用者の体調が夜間におかしくなった場合は、医療機関へ連絡して対応してもらいます。緊急時の手続きはマニュアルに書いてあるで、仕事をする前に確認しておけばすぐにどうすれば良いか判断できます。